僕は部屋に帰る。
毎日毎日。夜の部屋に帰る。
日々、このありふれた夜を過ごしているのだ。
帰る僕の部屋はいつも暑い。断熱材はいってる?
というくらいの暑さに、帰るたびに僕は汗がにじみ出てくる。
その暑さを少しでも和らげる為、僕は換気も兼ねて窓を20分ほど開けるのが
僕の習慣となっている。
夜といってもほぼ夜中に近い時間、外に耳を傾けてみる。
そこに聞こえるのは車が走る音、バイクが走る音
セミの鳴き声、人の話し声、そしてそう!
あえぎ声。
お隣さんまでまる聞こえ!!
近所迷惑なあえぎ声!!!!
やかましすぎる咆哮オーガズム!!!
僕はそっと窓を閉めたんだ。